9月14日JMSCAホームページに第19回山岳遭難事故調査報告が掲載されました

(掲載ページ)
  ・「第19回山岳遭難事故調査報告」のページ 

(掲載ドキュメント) ※次をクリックにてPDF報告書をご覧いただけます。
  ・第19回山岳遭難事故調査報告書

日山協山岳共済会の協力を得て収集した事故アンケート情報を加え、日本山岳SARレスキュー研究機構(日本山岳・スポーツクライミング協会、日本勤労者山岳連盟、jRO、国内外安全登山研究者などで構成)と協力して、年に一度事故調査報告書にまとめています。
この事故調査報告は何れも青山千彰名誉教授の手によるもので、毎年開催の(公社)日本山岳・スポーツクライミング協会の遭難対策委員総会を通して発表されたものです。

第19回山岳遭難事故調査報告書
2022年7月発表

(目次)
・序論
・見えてきた道迷い原因
・山岳団体の組織情報と事故調査
  レジャー白書から見た登山活動
・2021年警察庁の事故データ
・山岳遭難事故データベースからの分析
  新規登録229人の特徴
・ 全4436人事故データを利用した分析
・ 傷害部位から見た事故の特徴

★トピックス →SMSCA関係事項 →◆52、53ページをご覧ください。

◆45ページ 山岳遭難事故データベースからの分析
 2022年6月現在、事故データは新しく、229人分が登録された結果、4436人となった。
 日山協93人、労山136人
 総データ数4436人

◆52ページ 3.新規登録者の事故発生クラスター山域
 表7に3年間の事故発生山域における変遷を表した。2019年では、北アルプス、八ヶ岳など典型的な事故多発山域が並び、2020年では、北アルプスが1位を保つが、数を減らした。
2021年では2位となり、変わって秩父山系が1位となった。(図29)→図19か?
 このクラスター山域が3年間で変化する背景には、山岳会関係者へのコロナの影響による減少と新たな山域への活動域の分散化にある。
 つまり、冒頭のコロナの影響で述べたが、登山者の活動山域がコロナ以前には戻らず、大きく変わってきている。

◆53ページ 表7 3年間に峰事故発生山域の変遷
 →2021年 秩父山地が1位 (2020年2位、2019年3位)

◆54ページ 図19 2021年事故発生マップ
 →秩父山地 28件(1位) (2位北アルプス19件、3位奥羽山脈8件)

全ての登山者の皆さんへ
山へ行く前に、一読お願いします。