ボッカ祭り2024報告・海外登山委員会

期日:2024年11月17日(日)

ルート:三峯神社〜雲取山荘ピストン

担当:杉野

参加者:6名、委員4名;杉野、鈴木、轟、(留守番 塩谷)

 海外登山委員会では、雪山登山等での体力向上を主な目的として、ボッカ訓練とボッカ体験会を兼ねた「ボッカ祭り」を晩秋に行っています。ボッカ内容は、雲取山荘が冬のこたつで使用する豆炭を、三峰から山荘までボッカするもの。なお、豆炭は燃料であるため、通常のヘリ輸送では運搬が難しいので、ボッカしなければならないとのこと。(燃料のためヘリ室内に入れられないことや、ヘリに吊り下げる場合も、燃料は専用の容器に入れなければいけないが灯油等と異なり専用の容器が無いこと、などがありヘリ輸送ができないとのこと。)
 例年は11月末~12月初に行っていたが、気候によって雪や凍結の可能性も十分ある時期であるため、特に体験参加者の引率に不安のある時期であることから、今年度は11月中旬の開催となった。

前日は、秩父市の雲取山荘新井さん宅に豆炭を受け取ったあと、前泊者の会場である岳人の家に運搬し、5kgごとに小分けしました。(一部20kg担ぐ方の分は、元の12kg袋のまま+8kgとした。)
また、前日夜には交流会を兼ねて、海外登山委員会と参加者(今回は全員前泊)及び大宮山岳会の有志と夕食会を実施しました。

当日は海外登山委員会4名と応募者6名の合計9名が参加。(海外登山委員会のうち1名は現地三峰で緊急連絡先として待機。)
朝6:30に三峰ビジターセンター駐車場で準備体操した後に出発。今年は気温が高い時期が続いたからか、三峰から黄葉が見ごろでした。
 途中は基本的には30分~1時間ごとに休憩を取りながら雲取山荘まで。道中の霧藻ヶ峰休憩所は工事中でしたが、ベンチがあるので中休止。白岩小屋でも小休止しましたが、小屋は朽ちていくところで、南面の壁が無くなっており中に入れないという状態でした。
13:30頃に雲取小屋着。豆炭を雲取小屋に受け渡して、中で大休止させてもらいました。荷を下ろした後の、身体の軽いこと!
帰りは荷が軽くなったので、全員スピードアップ。小休止は取りつつも、17:25頃に三峰に帰着しました。今年は時期が若干早かったので、ヘッ電下山の時間は短くて済みました。

休憩は、行きで7回、帰りで3回。やはり、荷が重いとスピードが上がらず、休憩が多く必要になります。
課題としては、行程が長いため帰着時は日没後であることのほか、今回は時期が早かったこともありSMSCA事業と重複したため、海外登山委員会側の参加者が少なくなってしまったことが挙げられます。
 2025年度も秋に開催する予定です。

報告:海外登山委員会 杉野 芳雄