SMSCA登山学校 登攀技術講習会・指導員研修会 報告

期日:2024年10月20日(日)
会場:平戸の岩場(埼玉県飯能市)
参加者:17名(初級クラス5名、コーチ1研修クラス2名、中上級クラス6名、講師4名)

20日(日)9:00 平戸の岩場に集合。体調不良のため、1名(初級)欠席。岩場でのヘルメット着用徹底など、事故防止のための諸注意を伝え、各クラスに分かれ講習を開始。
まずは、基本の結び(エイトノット、プルージックなど)の確認からスタート。各クラスとも熱心にそれぞれの課題に取り組み、15:00無事終了。閉会式にて各講師より講評もらい、解散となりました。

中々天候が安定せず、前日までやきもきしましたが、当日は天気にも恵まれ予定通り開催することができ安堵しております。委員長として初めての講習のため、準備に手間取り、関係者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。また、講習内容について、様々なアドバイスをいただき、この場をお借りしてお礼申し上げます。

◆初級クラス 担当講師 鈴木 一美
担当講師からの要望で、習ったロープの結び方が、どの場面でどのにように使用されるか、実例を交えて指導を行った。講習生には好評だった。

・ロープの結び方
・スリングによる簡易ハーネスの作成と使い方
・縦走路からの引き上げ、1:1、2:1
・カラビナ、スリングなどの器具の説明
・緩斜での懸垂下降 など

◆コーチ1研修クラス 担当講師 秋庭 栄
現在のコーチ1養成講習会内容の復習、指導の研修を実施。
今回は、講師から出された課題に対して、実演と説明を行うことにより、より指導を意識してもらった。

・ロープの結び方
・スリングによる簡易ハーネスの作成と使い方
・フィックスロープを使用したトラバースの方法、くさり場の通過
・縦走路からの引き上げ、1:1、2:1
・ツェルトテントを用いた緊急避難 など

◆中上級クラス 担当講師 瀬藤
50kgの錘を落下させ、クライマー落下時にビレイヤーにかかる衝撃の体験と、テンションのかかった状態からの自己脱出の方法を中心に学んでもらった。

・ロープの結び方
・フリクションノットの活用と注意事項について
・衝撃体験と制動確保
・ビレイヤ-のテンションからの自己脱出(リーダーレスキューの初動)など

★受講生の皆さんへ
基本のロープワークはとても重要です!!
講習会だけでなく、普段から訓練して下さい。
結び目は正しく出来ていますか?ロープの結びに捻れや緩みはありませんか?
最初は早く結ぶ必要はありません。正確な結び方が出来るよう心得ましょう。
参加いただきありがとうございました。

報告 指導委員会 委員長 矢田 実

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