女性登山家 岩田京子氏による「ヒマラヤ8000m峰の世界」報告
事業名:女性登山家 岩田京子氏による「ヒマラヤ8000m峰の世界」
日時:2024年6月19日(水)19:00~21:00
会場:ソニックシティー906会議室
参加者:30名 +海外登山委員(7名)+講師(1名)
概要:ヒマラヤの最新情報やマカルー登頂の報告など話をしていただいた
報告:
岩田さんはとても明るく気さくな方で今年の5月にマカルーを登頂されていている。
ヒマラヤの状況やマカルー登頂までの状況について話をしていただいた。
*ヒマラヤの現状・・・毎年のようにヒマラヤの氷河は減少しており、温暖化の影響を受けている。
岩の露出で登りにくい。また、登頂証明書のために山頂ではサングラスやマスクを外し、頂上のタルチョと一緒に写真を撮る必要がある。
*高山病・・・今回のマカルーでは高山病により、発熱して一度町に戻って入院している。高山病は平地と同じ状態に戻ることはないので慣れるしかないとのこと。
*ガイド・・・値段を値切ることはできるが、未経験のガイドがつく可能性もあるため、あまりおすすめできない。現地での情報収集や他の隊との協力も必要になったりするので経験者が必要。
*日程・・・天気の情報をたよりにサミットプッシュまでのスケジュールを決めている。待機日が多いため、期間は余裕があるとよい。
岩田さんの人がらにも魅力があり、8000m峰への挑戦について実体験と考え方を聞け、参加者の満足度はとても高かったと感じられた有意義な講演会でした。 (河合・記)