SMSCA登山学校 個人会員委員会主催初級雪山実技講習会 報告

赤城山山域(出張山・薬師岳・陣笠山・五輪峠) 1528m (群馬県前橋市) 
山行 ○報告書 ≪大宮岳稜会≫
日時:令和5年(2023年)2月5日(日)日帰り 【個人】 提出者>久保
プラン:担当>SMSCA登山学校 個人会員委員会
メンバー:L>個人会員委員会委員長 秋庭氏  久保他 男6名 女1名 合計8名
最終打合せ:/   雨天順延の連絡:/2023年2月4日
集合時間10:00 集合場所:赤城湖沼尻 車:久保

行程:車 7:00自宅発⇒⇒7:00FF⇒⇒9:30赤城湖沼尻駐車場到着 集合10:00
歩き10:45駐車場出発→出張峠→11:23出張山→12:20薬師岳(休憩30分)→13:10陣笠山→13:50五輪峠→14:30沼尻 (所要 3h45min)
車 赤城湖沼尻⇒⇒富士見温泉見晴らしの湯⇒⇒自宅着

装備:ツエルト、ヘッドランプ、雨具、防寒着、コンパス、地図、非常食、行動食、スマホ、
雪山用の服装(アウタ-・中間着・インナー・冬用手袋・帽子・スパッツ、バラクラバ等)・サングラス・ゴーグル、アイゼン・ストック・テルモス チェーンスパイク その他必要と思われるもの
特記: SMSCA登山学校 個人会員委員会主催初級雪山実技講習会

感想・・・1月25日の机上講習会と2月5日の実技講習会の両方に参加しました。
1月25日机上講習では、無雪期と積雪期の違いについて講師から参加者に質問形式でヒアリングしながら雪山講習会の必要性について話がありました。テーマは気象、危険な地形、寒冷、食料、服装、装備、歩行等、様々な話がありました。特に興味深かったのは、「汗冷え対策」。皆さんの経験からどんな素材の下着が良かったか、どう重ね着するか。〇○社製の△△が良かった等など普段聞けない内容にもいろんな意見が活発に出たことでした。
その後、各自持参した登山靴とアイゼンの着脱練習。チェーン、6本爪アイゼン、12本爪アイゼン等いろいろな種類のアイゼンを見せていただきました。
 2月5日実技講習では、
終日、天気は雲一つ無く、ほぼ無風。春の様な暖かさで登山日和でした。講師からアイゼンを付けない時と付けた時の歩行感の違いを体感するため、出発時はツボ足、途中アイゼン装着し歩行にすることにしました。沼尻から出張峠を経て出張山まではツボ足。そこで小休憩をとり各自用意したアイゼンを付けてから行動することになりました。出張山からは大沼方面の視界が開けていて、大沼を囲むように黒檜山、駒ヶ岳、地蔵岳を見ることが出来て、その景色をスマホにおさめてきました。私はこれまで未使用だったチェーンスパイクを着けて行動開始。湿った雪が、歩行中足裏のチェーンにタンゴ状にくっつき高下駄を履いているようでツボ足よりも歩きづらい。1時間ほど歩き、本日最高峰の薬師岳に到着し30分の昼食休憩。次の小休憩地陣笠山では目の前に大きく見える黒檜山をバックに参加者全員で記念撮影。その後五輪峠からは冬期閉鎖中で雪に埋まった車道で黒檜山登山口付近まで行き、大沼沿いの道路をワカサギ釣りの風景を見ながら出発地に戻ってきました。
SMSCA主催の講習会には何度か参加させていただいたことはありますが、雪山講習会には初めてでした。今回は人数も少なめだったためか、講師や参加者の皆さんと知り合え、皆さんの行動や会話の中からもいろいろ学ばせていただきました。
私も雪山経験は昨年からですが、最初の雪山は経験者に道具選びのアドバイスを受け、山行にもつれていってもらいました。一人で雪山を始めるのは知識、経験上も少しハードルが高いと感じており、今回の様な初級雪山講習は雪山が初めての人や経験が少ない人にはありがたい講習会と感じました。講師や参加の皆様お世話になり、ありがとうございました。

◆報告書(PDF)