6/22,7/3「ロ-プワ-ク講習会」報告
SMSCA個人会員委員会 「ロ-プワ-ク講習会」報告と参加者感想
個人会員委員会・委員長 秋庭 栄
報告
個人会員委員会講習会の一回目はロ-プワ-ク講習会を行いました。
机上講習ではロ-プワ-クの基本を学び、初心者、岩登りの経験のある初級、そして中級以上の人と3つのクラス分けを行いレベルに応じた講習を行いました。
実技講習では初心者にはハイキングや縦走時の危険地帯や鎖場通過時の知っていた方が良い結び方と応用を学んでいただきました。岩登り初級は結び方やビレイに自信のない方、コロナ禍もあり少し岩登りに遠ざかっていた方を対象に、また岩登り中級~上級の方には技術の確認と反復習熟のクラスとして参加いただきました。
雷鳴・大雨のためアルパイン入門道場へ余儀なく移動となり岩場では十分な時間がとれませんでしたが、皆さんの熱心さが、伝わってきた実のある講習会でした。酷暑の中、参加者の皆様、お疲れ様でした。
ロ-プワ-ク講習会(机上講習)
場所 シ-ノ大宮 桜木公民館講座室1
講師 主任講師 瀬藤 武氏 副主任講師 鈴木一美氏
参加者 20名 (SMSCA会員14名 個人会員6名)
ロ-プワ-ク講習会(実技講習)
期日 7月3日(日)8:30~15:00
場所 飯能・大野宅アルパイン入門道場 平戸の岩場
講師 主任講師 鈴木 一美氏 副主任講師 鈴木百合子氏
参加者 14名 (SMSCA会員9名 個人会員5名)
感 想
初級コ-ス参加 個人会員 魚住直宏様
7/3にロープワークの実技講習を受けさせていただきました。私自身、これまで登山の経験はあったのですが、ロープを使った経験が無く、これからクライミングをやっていく上で今回のロープワークの基礎講習はためになる内容でした。内容としてはスリングを用いたシートベントによる簡易ハーネスの結び方や、クローブヒッチ・ムンターヒッチによるカラビナへの結び等と学び、縦走など想定した時のロープワークを学ぶものでした。私はこれからクライミングを始めていくつもりですが、この初歩的なロープワークも十分必要な内容だったと思います。登山やクライミングには危険は付き物ですが、その危険度を0に近づけて安心・安全なクライミングができるように引き続きロープワークはしっかり身に付けていきたいと思います。
岩登り(初級)コ-ス参加 彩・岳悠会 引田 賢様
先日のロープワーク講習会、ありがとうございました。コロナ禍の事もあり、岩場やクライミングは約4年ぶりで技術等もすっかり忘れていたので参加する事にしました。当日は天候があまり良くなく、縮小気味になってしまいましたが、鈴木さんをはじめ、講師の方々の親切かつ丁寧な指導を受ける事が出来、大変有意義な1日を過ごせました。機会がありましたら、また参加したいと思っております。
岩登り(中級~上級)コース参加 大宮岳稜会 鈴木聖志様
初級、中級、上級に分かれ、基本動作を解かっているという前提の上級で講習を受けた。前半はトップロープでクライマー・ビレイャーを交代しながら岩に取り付く。苔と濡れでフリクションが思うに任せず慎重に登攀した。
後半ロープをかけ替え別のルートで登り始めたが、雷鳴が聞こえ雨が予想されたため大野道場へ場所を移し講習を続行した。大野道場では懸垂下降の登り返しやビレイ時の仮想落下加重体験などを行い講習を終えた。
基本動作が解かっている者のクラスとはいえ、自分の動作が正しいかどうかを確認したかったがあまりその時間がなく、中級でやっていたような全体の流れを確認したかった。また細かい点だが(例えばスリングの肩掛け、ハーネスへのメインロープの結びの大きさ、支点のバックアップ、懸垂のバックアップ)指導者により違いがあり、少し違和感を覚えた。講習そのものは非常に有益であり、自分が熟練者無しで岩場でクライミングできるよう精進したい。