【報告】SMSCA指導員研修会 6月20日
2021年6月20日午前9時から、浦和コミュニティーセンタ-13研修室(パルコ10階)にて、R3年度指導員(総会)研修会が開催された。
1部は、2020年度の活動報告・決算報告と法人化に伴う指導員会の解散、R3年度の指導委員会の活動計画、JMSCA全国指導員総会について説明があった。
2部は、SMSCA医科学委員長:伊藤正孝ドクターの研修会で、今回は「クライミング外傷について」と「熱中症について」の講義だった。
専門は内科医であるからと言いながらも解剖生理学の講義もしているということで、外傷にかかわる各部位の解剖学的説明、特に骨格と筋肉、関節等について詳しく講義していただいた。
外傷と障害の違い、捻挫・脱臼・肉離れ、腱と靭帯、拮抗筋等…。
クライミングによる外傷のリスクは、墜落、飛び降り、キョン動作等による半月板損傷。墜落、飛び降り動作等による十字靭帯、内外側副靭帯の損傷etc →十分な準備運動・安全な落下・着地姿勢の習得。
パキリ=手掌腱鞘の断裂、
2部の後半は、これから起きやすい症例の「熱中症」について、その原因と予防、症状と対処について講義していただいた。特に山では脱水症状になりやすいので、尿量減少(尿意が無いの)が脱水の指標となる。
最後は学生によるシミュレーション(熱中症によって倒れている人への対応)をして終了となった。
毎年、専門的な話だが、学生に講義するように、わかりやすく楽しい講義で、あっという間に2時間が経ってしまった。